映画「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」を見ました [映画・DVD]
http://tintin-movie.jp/
ベルギーのコミック「タンタンの冒険旅行」を原作とした映画です。
主人公の少年記者タンタンと相棒の犬スノーウィの息をつかせぬ冒険物語です。
タンタンは市場で古い模型の帆船を手に入れます。そこへその模型を売ってくれという男が2人現れます。断って家に持って帰ったのですが、家を留守にした間に模型を盗まれてしまいます。
部屋の掃除をしていると、家具の奥に落ちていた羊皮紙を見つけます。それは模型に入れられていたもので、暗号のようなものではないかと推理します。そんな矢先、タンタンは何者かに誘拐されてしまいます。目覚めたのは船の中。そこには模型を譲ってほしいと言ってきた男ネクラソフがいました。
模型の船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型は3つあり、それぞれに暗号を書いた羊皮紙が隠されているらしい。
その暗号を巡ってタンタンは冒険の旅に出ます。
ハリウッド流のフルCGアニメというのは見ていて違和感を覚えるのでしたが、それも次第に感じなくなりました。多分、場面展開が早いせいもあるのでしょうね。
とにかく場面展開が早いです。羊皮紙の争奪戦はスピードが早すぎて目が追いつかないくらいです。
でも画面が明るくて、残酷なシーンがないのですっきりします。
双子そっくりなインターポールの刑事がお間抜けですし、ちょこちょこと笑いを挿んでいて肩の力も抜けます。
シリーズ化されるそうです。続編も見ようかな。
原作はこちら。
ベルギーのコミック「タンタンの冒険旅行」を原作とした映画です。
主人公の少年記者タンタンと相棒の犬スノーウィの息をつかせぬ冒険物語です。
タンタンは市場で古い模型の帆船を手に入れます。そこへその模型を売ってくれという男が2人現れます。断って家に持って帰ったのですが、家を留守にした間に模型を盗まれてしまいます。
部屋の掃除をしていると、家具の奥に落ちていた羊皮紙を見つけます。それは模型に入れられていたもので、暗号のようなものではないかと推理します。そんな矢先、タンタンは何者かに誘拐されてしまいます。目覚めたのは船の中。そこには模型を譲ってほしいと言ってきた男ネクラソフがいました。
模型の船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型は3つあり、それぞれに暗号を書いた羊皮紙が隠されているらしい。
その暗号を巡ってタンタンは冒険の旅に出ます。
ハリウッド流のフルCGアニメというのは見ていて違和感を覚えるのでしたが、それも次第に感じなくなりました。多分、場面展開が早いせいもあるのでしょうね。
とにかく場面展開が早いです。羊皮紙の争奪戦はスピードが早すぎて目が追いつかないくらいです。
でも画面が明るくて、残酷なシーンがないのですっきりします。
双子そっくりなインターポールの刑事がお間抜けですし、ちょこちょこと笑いを挿んでいて肩の力も抜けます。
シリーズ化されるそうです。続編も見ようかな。
原作はこちら。
映画「プリンセストヨトミ」を観ました [映画・DVD]
久々に劇場で映画を見ました。
万城目学さん原作です。原作は未読なんですけれどね。
会計検査院の松平元(堤真一さん)、鳥居忠子(綾瀬はるかさん)、旭ゲーンズブール(岡田将生さん)は大阪に会計検査に向かいます。
そこで大阪城を拠点にする謎の財団法人「OJO」に立ち入ります。検査上はなにも問題はなかったものの、「鬼の松平」の異名を持つ松平は違和感を覚えます。調査を進めると、そこには約400年もの間大阪で守られてきた秘密が隠されていました。
発想は万城目さんらしい壮大なスケールでそれでいて人情味のあふれるストーリイではあったのですが、劇場で見るにはちと厳しいものがありました。終盤が尻すぼみになってしまった印象がありました。時間軸でのスケールの大きさが映画的に活かされていない、そんな印象です。恐らくは原作通りなんでしょうけれど、映画ならではの作りこみがあってもいいんじゃないでしょうか。
空間を繋ぐようなカメラワークは面白かったんですけどね。
キャストは、松平に鳥居、長曽我部に真田と名前を聞いただけでニヤッとしてしまいました。旭というのだけわからなかったんですが、旭(朝日)姫という人物がいたんですね。なるほど。
松平役の堤真一さんに真田役の中井貴一さんはさすが、という感じです。
ただ、「鬼の松平」という割には鬼っぽくなかったかな。
綾瀬はるかさん演じる鳥居忠子も「ミラクル鳥居」と呼ばれるからには終盤で大ミラクルを起こしてくれると期待していたんですが、アレ? でした
。らしさは発揮していたと思いますが。
意外と重要な役どころだった旭ゲーンズブール役の岡田将生さんは魅力を発揮できず仕舞いで残念です。
謎が回収されないままだったので、やや消化不良を起こしています。。。
あの富士山のxxxはなんだったんだーっ!?
万城目学さん原作です。原作は未読なんですけれどね。
会計検査院の松平元(堤真一さん)、鳥居忠子(綾瀬はるかさん)、旭ゲーンズブール(岡田将生さん)は大阪に会計検査に向かいます。
そこで大阪城を拠点にする謎の財団法人「OJO」に立ち入ります。検査上はなにも問題はなかったものの、「鬼の松平」の異名を持つ松平は違和感を覚えます。調査を進めると、そこには約400年もの間大阪で守られてきた秘密が隠されていました。
発想は万城目さんらしい壮大なスケールでそれでいて人情味のあふれるストーリイではあったのですが、劇場で見るにはちと厳しいものがありました。終盤が尻すぼみになってしまった印象がありました。時間軸でのスケールの大きさが映画的に活かされていない、そんな印象です。恐らくは原作通りなんでしょうけれど、映画ならではの作りこみがあってもいいんじゃないでしょうか。
空間を繋ぐようなカメラワークは面白かったんですけどね。
キャストは、松平に鳥居、長曽我部に真田と名前を聞いただけでニヤッとしてしまいました。旭というのだけわからなかったんですが、旭(朝日)姫という人物がいたんですね。なるほど。
松平役の堤真一さんに真田役の中井貴一さんはさすが、という感じです。
ただ、「鬼の松平」という割には鬼っぽくなかったかな。
綾瀬はるかさん演じる鳥居忠子も「ミラクル鳥居」と呼ばれるからには終盤で大ミラクルを起こしてくれると期待していたんですが、アレ? でした
意外と重要な役どころだった旭ゲーンズブール役の岡田将生さんは魅力を発揮できず仕舞いで残念です。
謎が回収されないままだったので、やや消化不良を起こしています。。。
あの富士山のxxxはなんだったんだーっ!?
DVD「間宮兄弟」を観ました [映画・DVD]
江國香織さんの原作が面白かったので映画化された作品を見てみました。
佐々木蔵之介さんと塚地武雄さんが主人公の間宮明信・徹信兄弟を演じています。
立派な社会人ながら趣味や価値観など「マニア兄弟」と呼べる仲のいい二人。そんな二人が行きつけのレンタルビデオ屋のアルバイトの直美(沢尻エリカ)と、徹信の勤める小学校の先生・依子(常盤貴子)をカレーパーティに誘うところからストーリイは動き始めます。
兄弟の日常、直美と妹の夕美(北川景子)とのやりとり、依子の不倫、明信の同僚の離婚騒動などが描かれます。
何気ない日常と周囲の出来事を切り取った映画なのですが、あまり入り込めませんでした。主役の二人は好感が持てるのですが、エンディングになって、なんだかなーという感想を覚えてしまいました。演出に難あり?
大人な直美(途中まで沢尻エリカさんだと気付かなかった!)と奔放な夕美の対比や、地味な教員役なのに地味に見えない常盤貴子さんと女優陣も光っていました。
それだけに、なんで気に入らなかったんだろ?
…原作って、こんな話だったっけ?
DVD「サマーウォーズ」を観ました [映画・DVD]
期待以上に面白かったです。
現代っぽさと古きよき日本の風景と人との繋がりがバランスよく描かれたアニメです。どれかに偏ってしまったら陳腐な作品になってしまったかもしれません。
インターネット上の仮想空間「OZ」は世界中の人がアバター(ネット上で自分の分身となるキャラクター)となって利用するネットサービスで、ゲームやショッピングといった娯楽だけでなく行政手続きもできる世界規模のサービスです。世界一堅固なセキュリティをも誇っていました。
健二は数学オリンピックの日本代表を狙うほど数学には滅法強い高校生。そんな健二が憧れの先輩の夏希に頼まれたバイトが夏希の母の実家に行き、婚約者のフリをするというものでした。
彼らが訪れた陣内家は戦国時代に信州で名を馳せた武将の末裔。広大な敷地と建物に夏希の曾祖母・栄の90歳の誕生日を祝うために20数人の親戚が集まっていました。
宴席の後で何者かから携帯にメールで送られてきた暗号を解いて返信した健二は翌朝、OZが謎の人工知能ソフトのラブマシーンに乗っ取られてしまったことを知ります。信号制御、救急通信などが混乱し、果ては地球上空の探査衛星まで制御不能になり、世界中が大混乱になってしまいます。
健二たちは敵から世界を取り戻せるのか?
まあ、現実的にはどれだけ堅牢なシステムでマルチパッケージを用意したって行政システムが民間のネットサービスに乗るってことはないでしょうが、フィクションとしては十分面白いと思いました。
コンピュータが世界を征服するというのも『ターミネーター』などでお馴染みのネタです。
目新しいのは、あくまでヴァーチャルな世界で完結していて現実世界には重大な影響が及んでいない(本当か?)ということ。人工知能ラブマシーンが世界制服を企んでいないこと(OZの中枢を乗っ取っているんですが、システムそのものにはならないで、アバターの一人として強大化(そのために4億人分のアカウントを盗んではいますが)するという設定のため)。それゆえか、どこか緊迫感がないのは事実です。
面白いのは、健二と陣内家の男たちがラブマシーンと戦うために取った無茶苦茶な手段です。スパコンにイカ釣り漁船(信州の山中に!)に自衛隊の特殊通信車…。対抗するは格闘ゲームで無敵を誇る伝説のアバター「キング・カズマ」。
それを「遊んでばかりいて」と横目で家事にいそしむ女性陣との対照さがギャップになって面白かったです。
そしてラブマシーンとの最終決戦は陣内家総出で意外なゲームでの対戦です。
ここでも4億のアカウントを持っているラブマシーンのほうが断然有利だと思ったんですが、思わず涙しちゃう展開になりました。単なる大家族の絆がテーマではないのですね。
面倒くさいとかうざったいとか思われがちですが、あれこれ詮索されたり干渉されたりしなければ大家族もいいものですよ。
舞台となっているのは信州上田のようですね。陣内家の先祖のモデルは真田家かな。
上田は一度行ってみたいと思っている場所です。素通りは何度もしているんだよなぁ。
DVD「天然コケッコー」を観ました [映画・DVD]
くらもちふさこさんの漫画を原作にした映画です。
原作は読んだことがないのですが、良質な青春映画です。
島根県の山村が舞台です。主人公は中学2年の右田そよ。子供たちは年下ばかりの面倒見のいいお姉さんです。
小学校と中学校が同じ校舎で、生徒は小中合わせて6人。そんな学校に東京から転校生がやってきます。大沢広海はぶっきらぼうなイケメン男子で、そよの初めての同級生でした。
そよと広海を中心とした中学卒業までの2年間の様々な出来事が季節を織り込みながら描かれます。
小学校高学年から中学生となると、男女お互いを意識して距離ができてしまいがちなんですが、そもそも生徒が少ないせいなのか、近すぎず遠すぎずのいい距離感が描かれています。
純朴なそよ(石見弁というのでしょうか、広島弁のごつさと京都弁のはんなりした感じがミックスされた印象を受けました。女の子が自分のことを「わし」というところはなんかいいですね)と、対照的な都会っこの広海がすれ違ったり仲違いしたり近づいたりと、べったりでない自然な感じの関係が好ましいです。
大きな出来事があるわけでもないのですが、その淡々と描かれた日常が身近に感じられるのかもしれません。
朝もやにかすむ村の風景のショットが美しいです。住んでいる人には不便極まりないのかもしれませんが、無人駅、ごつごつした海岸線、煙たなびく田畑、それらの自然豊かな景色が住人のおおらかさを生み出しているのかも、と思いました。
住民はみな顔見知りという小さな町でゆったりと暮らす人々、のんびりとすくすく育つ子供たち、それを愛情もって見つめる学校の先生たち、奇をてらわないカメラワークがそんな人たちを映し出しています。
最年少のさっちゃんがいい味を出しています。そよにべったりの甘えん坊なんですが、癒しを与えてくれる存在です。
そよの母(夏川結衣さん)も別の意味で存在感を発揮していました。夫の浮気現場(?)を目撃しても動じない、でも能面のような表情はマジで怖かった…。
そんな人たちに囲まれて過ごしたそよと広海の純愛物語でした。
(『天然コケッコー』の意味がわからなかったのが残念)
映画「トイレット」を観ました [映画・DVD]
http://www.cinemacafe.net/official/toilet-movie/
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品です。
今回はカナダ・トロントでロケされ、日本人キャストはもたいまさこさんだけでしたが、不思議と日本映画でした。荻上さんカラーが出ていたということなんでしょうか。
母を亡くしたカナダ人3兄妹と「ばーちゃん」と呼ばれる日本人と猫の物語です。
ロボットプラモデルオタクで研究員のレイ、ひきこもり4年のピアニストのモーリー、勝気な大学生の妹のリサの3兄妹は母を亡くしてバラバラになりかけていました。生家を売って個別に暮らそうとしていましたが、一つ問題がありました。母が生前に日本から呼んだ「ばーちゃん」でした。英語の通じないばーちゃん相手に兄弟はなんとか意思疎通を図ろうと四苦八苦します。モーリーは母の形見の古びたミシンを修理して動かすようにし、リサは自分が「フェイク」じゃないことを証明するためのなにかを探し、個人主義者のレイはそんな兄妹に振り回され、猫のセンセーはエサをもらえず(?)。 やがて彼らはそれぞれになにかを見つけます。そんな彼らを見守るばーちゃん。
エキセントリックに走るモーリー、ファンキーになっていくリサ、黙々とロボットプラモ作りに打ち込むレイ(地味…)たち以上に存在感があるのがばーちゃん役のもたいさんです。セリフはたった2言。それなのにその存在感といったらありません。動きもそれほどなく、ほとんどが表情だけの演技なんですが、それが見事です。実にいい表情を見せてくれます。
『かもめ食堂』『めがね』のような映画を期待した人には物足りなかったかもしれませんが、じんわりとした気持ちになりました。
ストーリイとしては簡潔な分だけ説明不足なところもありましたが、詰め込まれた情報で考えるよりも、感じることのできる映画だと思いました。
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品です。
今回はカナダ・トロントでロケされ、日本人キャストはもたいまさこさんだけでしたが、不思議と日本映画でした。荻上さんカラーが出ていたということなんでしょうか。
母を亡くしたカナダ人3兄妹と「ばーちゃん」と呼ばれる日本人と猫の物語です。
ロボットプラモデルオタクで研究員のレイ、ひきこもり4年のピアニストのモーリー、勝気な大学生の妹のリサの3兄妹は母を亡くしてバラバラになりかけていました。生家を売って個別に暮らそうとしていましたが、一つ問題がありました。母が生前に日本から呼んだ「ばーちゃん」でした。英語の通じないばーちゃん相手に兄弟はなんとか意思疎通を図ろうと四苦八苦します。モーリーは母の形見の古びたミシンを修理して動かすようにし、リサは自分が「フェイク」じゃないことを証明するためのなにかを探し、個人主義者のレイはそんな兄妹に振り回され、猫のセンセーはエサをもらえず(?)。 やがて彼らはそれぞれになにかを見つけます。そんな彼らを見守るばーちゃん。
エキセントリックに走るモーリー、ファンキーになっていくリサ、黙々とロボットプラモ作りに打ち込むレイ(地味…)たち以上に存在感があるのがばーちゃん役のもたいさんです。セリフはたった2言。それなのにその存在感といったらありません。動きもそれほどなく、ほとんどが表情だけの演技なんですが、それが見事です。実にいい表情を見せてくれます。
『かもめ食堂』『めがね』のような映画を期待した人には物足りなかったかもしれませんが、じんわりとした気持ちになりました。
ストーリイとしては簡潔な分だけ説明不足なところもありましたが、詰め込まれた情報で考えるよりも、感じることのできる映画だと思いました。
借りぐらしのアリエッティを観ました [映画・DVD]
ジブリアニメ=宮崎アニメと期待した方には期待外れだったかもしれませんが、次世代のジブリとして観るなら期待通りのクオリティだったように思います。
少年の翔は、病気療養のために祖母の家にやってきます。そこは古い洋館で、祖母とお手伝いさんが暮らしていました。その庭で翔はあるものを目にします。小人でした。アリエッティという名の14歳の少女でした。 アリエッティは父母と3人で洋館の軒下に家を作って暮らしていました。水やガス、家具など生活の一切を借りて。 その夜、アリエッティは父と初めての「借り」に出かけます。そこでアリエッティは翔に姿を見られてしまいます。借りぐらしの人々は人間に姿を見られてはならない、という掟がありました。 退屈と寂しさと好奇心からアリエッティに接近しようとする翔と、人間への好奇心と警戒心がないまぜになるアリエッティは次第に接近していきます。 そんなある日、翔のある行動からアリエッティ一家は危機に襲われます。
原作『床下の小人たち』を下敷きにしています。ただし原作(全5作)の1作目にあたります。ストーリイ展開はその1作目通りです。場所を日本の東京郊外に置き換えて、借りぐらしの品物を現代風にしています。
その意味ではアリエッティ一家の生活は丁寧に書かれていたと思います。もしかしたら自分の家にも借りぐらしの人たちがいるかも、と思わせるほどに。
少年との交流場面が多いのが映画の特徴でしょうか。「借りぐらし」一族のスピラーは原作では2作目で登場します。
残念なのは映画オリジナルとなる部分の仕掛けがなかったことです。そのためか、単なるボーイ・ミーツ・ガールの物語で終わってしまい、話が薄っぺらく感じてしまいました。テーマというか、根底に流れるものが曖昧な気がしました。
絵は丁寧でした。最初のベンツが角を曲がるシーンがぎこちなかったので「大丈夫か」と思いましたが、それ以外はスムーズに丁寧に描かれていました。露の様子や蔦の感じなど、小人たちの視線からの世界がリアルさをもっていました。本で読んだアリエッティの家の様子などもイメージ通りでした。
宮崎駿さんが脚本を書いたということで、敷かれたレール通りに走った感はありましたが、初監督作品としてはよかったんじゃないかと思います。
個人的には『天空の城ラピュタ』が好きなので、想像力を刺激されるような空間的拡がりのある作品が見たいです。
少年の翔は、病気療養のために祖母の家にやってきます。そこは古い洋館で、祖母とお手伝いさんが暮らしていました。その庭で翔はあるものを目にします。小人でした。アリエッティという名の14歳の少女でした。 アリエッティは父母と3人で洋館の軒下に家を作って暮らしていました。水やガス、家具など生活の一切を借りて。 その夜、アリエッティは父と初めての「借り」に出かけます。そこでアリエッティは翔に姿を見られてしまいます。借りぐらしの人々は人間に姿を見られてはならない、という掟がありました。 退屈と寂しさと好奇心からアリエッティに接近しようとする翔と、人間への好奇心と警戒心がないまぜになるアリエッティは次第に接近していきます。 そんなある日、翔のある行動からアリエッティ一家は危機に襲われます。
原作『床下の小人たち』を下敷きにしています。ただし原作(全5作)の1作目にあたります。ストーリイ展開はその1作目通りです。場所を日本の東京郊外に置き換えて、借りぐらしの品物を現代風にしています。
その意味ではアリエッティ一家の生活は丁寧に書かれていたと思います。もしかしたら自分の家にも借りぐらしの人たちがいるかも、と思わせるほどに。
少年との交流場面が多いのが映画の特徴でしょうか。「借りぐらし」一族のスピラーは原作では2作目で登場します。
残念なのは映画オリジナルとなる部分の仕掛けがなかったことです。そのためか、単なるボーイ・ミーツ・ガールの物語で終わってしまい、話が薄っぺらく感じてしまいました。テーマというか、根底に流れるものが曖昧な気がしました。
絵は丁寧でした。最初のベンツが角を曲がるシーンがぎこちなかったので「大丈夫か」と思いましたが、それ以外はスムーズに丁寧に描かれていました。露の様子や蔦の感じなど、小人たちの視線からの世界がリアルさをもっていました。本で読んだアリエッティの家の様子などもイメージ通りでした。
宮崎駿さんが脚本を書いたということで、敷かれたレール通りに走った感はありましたが、初監督作品としてはよかったんじゃないかと思います。
個人的には『天空の城ラピュタ』が好きなので、想像力を刺激されるような空間的拡がりのある作品が見たいです。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」を観ました [映画・DVD]
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ出演の映画は毎回見に行っていますが、今回も期待を裏切らない映画でした。ジョニー・デップの出番が少ないのは、主役じゃないから、仕方ないですね。
19歳になったアリスは、6歳のときの不思議の国での記憶を悪夢だと信じ込んで、それ以来見る悪夢にずっとうなされ続けていました。そんなある日、好きでもない相手との結婚を申し込まれてしまったアリスはチョッキをきたウサギを見ます。ウサギを追って穴に落ちてしまった先は「アンダーランド」でした。
「アンダーランド」は独裁的な赤の女王に支配され、暗黒時代の様相を呈していました。地下の住人たちにアリスこそが救世主と信じられていました。否応なしにアリスは、かつて統治者だった白の女王のためにマッド・ハッターたちと戦うことになります。
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』とも未読なんですが、それでも主要な登場人物を知っているように思うのはなぜでしょうね。
アリス役のミア・ワシコウスカはちょっと見た目、不健康そう(目の下の隈のようなアイメイクのせい?)ですが凛とした美しさがあります。いろいろな衣装を着るんですが、どれもかわいいものばかりでした。
マッド・ハッター役のジョニー・デップはエキセントリックさが足りない気がしました。ティム・バートンの世界観とジョニー・デップの存在感を見たさに行っているのに、どちらも抑え気味な感じで少し残念です。それでも「らしさ」はしっかりあるので楽しめました。(あまりに毒々しいと子供に悪影響を及ぼす?)
『チャーリーとチョコレート工場』のハチャメチャさでもなく『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のおどろおどろしさでもなく、その中間という感じでした。
チェシャ・キャットはかわいかった。お持ち帰りしたい。消えちゃうけど。。。
3Dは正直ガッカリでした。オープニングで『Disney』の文字が見えたときは期待が高まったんですが、遠近感がある程度。よかったのはチェシャ・キャットが煙になって消えるシーンとラストくらいですかね。
赤の女王対白の女王の戦闘シーンをがっつり3Dで見たかったなあ。
白の女王が一番腹黒く思えたのは自分だけでしょうか。高貴そうな感じで、そんなこと思ってもいないような顔で悪辣なことを他人に仕向ける、そんな感じがしたんですが。それは自分の性格が捻じ曲がっているからかな。
想像していなかったラストシーンですが、テーマともぴったり合って納得のものでした。
面白かったです。
19歳になったアリスは、6歳のときの不思議の国での記憶を悪夢だと信じ込んで、それ以来見る悪夢にずっとうなされ続けていました。そんなある日、好きでもない相手との結婚を申し込まれてしまったアリスはチョッキをきたウサギを見ます。ウサギを追って穴に落ちてしまった先は「アンダーランド」でした。
「アンダーランド」は独裁的な赤の女王に支配され、暗黒時代の様相を呈していました。地下の住人たちにアリスこそが救世主と信じられていました。否応なしにアリスは、かつて統治者だった白の女王のためにマッド・ハッターたちと戦うことになります。
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』とも未読なんですが、それでも主要な登場人物を知っているように思うのはなぜでしょうね。
アリス役のミア・ワシコウスカはちょっと見た目、不健康そう(目の下の隈のようなアイメイクのせい?)ですが凛とした美しさがあります。いろいろな衣装を着るんですが、どれもかわいいものばかりでした。
マッド・ハッター役のジョニー・デップはエキセントリックさが足りない気がしました。ティム・バートンの世界観とジョニー・デップの存在感を見たさに行っているのに、どちらも抑え気味な感じで少し残念です。それでも「らしさ」はしっかりあるので楽しめました。(あまりに毒々しいと子供に悪影響を及ぼす?)
『チャーリーとチョコレート工場』のハチャメチャさでもなく『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のおどろおどろしさでもなく、その中間という感じでした。
チェシャ・キャットはかわいかった。お持ち帰りしたい。消えちゃうけど。。。
3Dは正直ガッカリでした。オープニングで『Disney』の文字が見えたときは期待が高まったんですが、遠近感がある程度。よかったのはチェシャ・キャットが煙になって消えるシーンとラストくらいですかね。
赤の女王対白の女王の戦闘シーンをがっつり3Dで見たかったなあ。
白の女王が一番腹黒く思えたのは自分だけでしょうか。高貴そうな感じで、そんなこと思ってもいないような顔で悪辣なことを他人に仕向ける、そんな感じがしたんですが。それは自分の性格が捻じ曲がっているからかな。
想像していなかったラストシーンですが、テーマともぴったり合って納得のものでした。
面白かったです。
DVD「僕の彼女はサイボーグ」を観ました [映画・DVD]
「サイボーグじゃなくて、アンドロイドじゃん」と思ったのですが、欧米では『ターミネーター』もサイボーグと捉えるらしいですね。『サイボーグ009』や『ロボコップ』からすると、定義が曖昧になっているような。
「猟奇的な彼女」「ボクの彼女を紹介します」などの代表作のクァク・ジェヨン監督作品(でもスタッフロールを見ると他は日本人)です。いい意味でも悪い意味でも監督らしさが出ていると思います。日本が舞台なんですが、どこか日本ぽくない、東アジアという感じの街の景色も目新しかったです。
心優しくも冴えない大学生のジローが一人寂しく誕生日を祝っている目の前に、一人の女性が現れます。彼女は未来のジローが心血注いで作り、彼に降りかかる災難から守るために過去の自分に向けて送り出したサイボーグでした。それから奇妙な共同生活が始まります。
ストーリイはシンプルかと思えばしっかりと伏線があって、破綻もなく疑問に思った点もしっかりと答えが提示されています。
ただ、細かいところを挙げれば、タイムパラドクスは無視されていますし、ある意味で恋愛ものではあるが…とか、ジローの故郷を訪ねるシーンは必要かなどいろいろ気になる箇所はあります。
また、キャラクタ造形は監督の代表作にそっくりですし、いくつかの場面でデジャヴが… ^^;
オリジナリティという点でどうかなぁ、と思ってしまいました。
キャストはよかったと思います。
小出恵介さんは情けない男子を好演していますし、なんとか「彼女」に自分の想いを伝えようとする気持ちが伝わってきました。どんな役もこなす人だなー。
綾瀬はるかさんはサイボーグ役という難しい役柄を感情を抑えた演技でこなしていましたし、表情豊かなシーンではキュートな魅力にあふれていました。他のドラマなどで眉間にしわを寄せる役も多いですが、こちらのほうが数段いいと思いました。
ラストシーンは予想外でした。やられたというのと、反則技だというのと。
満点とはいいがたい作品ですが、エンターテイメントとして楽しめる作品だと思います。
DVD「四日間の奇蹟」を観ました [映画・DVD]
原作を読んでいたので、ある程度の期待を持って観てみました。
感想としては、いいとこもあり、悪いとこもありといったところでしょうか。
ピアニストとしての才能を期待されていた敬輔(吉岡秀隆)は、不慮の事故によりピアニスト生命を立たれてしまいます。敬輔はその事故で孤児となった千織(尾高杏奈)のピアノの才能を見い出し、日本中を慰問演奏で回っています。ある島の療養センターに赴いたふたりは、そこで働く真理子(石田ゆり子)と知りあいます。真理子は敬輔の高校の後輩で、密かに想いを寄せていました。ところが、突然の落雷事故で千織と真理子の心が入れ替わってしまい、千織をかばった真理子は命に関わる重傷を負ってしまいます…。
キャストが素晴らしいです。とりわけ石田ゆり子さんは、去年見たドラマ『外事警察』でも陰のある女性を熱演していました。吉岡秀隆さんや、西田敏行さん、中越典子さんもよかった。新人ながら難しい役どころを演じた尾高杏奈さんもよかったです。
一方、映像や演出はあまり…でした。原作に忠実ではあったと思いますが、映画っぽくない、テレビドラマを見ているようでした。ただ、千織と真理子の心が入れ替わってしまった後、千織の姿が時折真理子になる(石田さんが演じている)という演出があって、最初は違和感があったのですが、演出の意図がわかるとすんなり受け入れられました。(演技力の問題もあったかもしれませんが…)
テーマとして理不尽な運命をどう受け止めるのか、というのがあると思うのですが、石田さんの熱演でひしひしと伝わってきました。対照的な吉岡さんの抑えた演技が安っぽい「お涙ちょうだい」になるのを防いでいるように感じました。
ファンタジーの部分がかなりあって、展開上の無理もありますが、役者さんの熱演としっかり表現されたテーマを味わいたい方にはお勧めです。







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