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初野晴さん「向こう側の遊園」 [本☆☆]


向こう側の遊園 (講談社文庫)

向こう側の遊園 (講談社文庫)

  • 作者: 初野 晴
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/06/13
  • メディア: 文庫



ファンタジー色の強いミステリです。なかなかに重いです。

「カマラとアマラの丘-ゴールデンレトリーバー-」「ブクウスとツォノクワの丘-ビッグフット-」「シレネッタの丘-天才インコ-」「ヴァルキューリの丘-黒い未亡人とクマネズミ-」「星々の審判」の5編が収録されています。

そこは、ひとが愛を葬る墓地だった。
花々が咲き乱れる廃園となった遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人々。せめて最期の言葉を交わせたら……。ひとと動物との切ない愛を紡いだミステリー。
(出版社HPより)

舞台設定が幻想的で、ファンタジーっぽくあるのですが、リアルな寓話作品だと思います。
ミステリ色は薄めな気がします。

人と動物の関わり、人間に弄ばれる動物の悲劇と痛み、人間の犯した罪を考えさせられました。

重い物語でしたが、魅力的で読み応えのある小説でした。

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