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有川浩さん「ヒア・カムズ・ザ・サン」 [本☆☆]


ヒア・カムズ・ザ・サン (講談社文庫)

ヒア・カムズ・ザ・サン (講談社文庫)




ひとつの設定から複数の物語を作る。たまにありますが、本作はその距離が近すぎるようにおもいました。

「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」の2編が収められています。

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた…。わずか7行のあらすじから誕生した二つの小説。大切な人への想いが、時間と距離を超え、人と人とを繋げていく。有川浩meets演劇集団キャラメルボックス。小説×演劇の全く新しいクロスオーバーから生まれた物語の光。
(「BOOK」データベースより)

モノに触れることでその持ち主の記憶が見えるという特殊能力を持つ主人公、妻子を捨ててアメリカに渡り脚本家として成功を収めて凱旋帰国した同僚の父親という二人を軸に物語が進むのですが、父親の過去と秘めた意思にバリエーションを持たせることで別々のストーリイが生まれます。

個人的には表題作のほうが好みでした。
端正な表題作に比べると「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」は軽い感じがします。

じんとする家族愛を描いてほしかった、と思いました。

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