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西條奈加さん「無花果の実のなるころに」 [本☆☆]


無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)

無花果の実のなるころに (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)

  • 作者: 西條 奈加
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2013/09/20
  • メディア: 文庫



西條奈加さんの作品は初めて読みます。
創元推理文庫なのでミステリかと思ったら、人情ものでした。

「罪かぶりの夜」「蟬の赤」「無花果の実のなるころに」「酸っぱい遺産」「果てしのない噓」「シナガワ戦争」の6編が収録されています。

お蔦さんは僕のおばあちゃんだ。もと芸者でいまでも粋なお蔦さんは、面倒くさがりなのに何かと人に頼られる人気者だ。そんな祖母と僕は神楽坂で暮らしているけれど、幼なじみが蹴とばし魔として捕まったり、ご近所衆が振り込め詐欺に遭ったり、ふたり暮らしの日々はいつも騒がしい。神楽坂界隈で起こる事件をお蔦さんが痛快に解決する! あたたかな人情と情緒あふれる作品集。
(出版社HPより)

創元推理文庫なので(?)連作短編集で、1冊の作品としての流れもあります。

神楽坂を舞台に、元芸者さんの祖母、中学生の主人公という設定に興味をもって読み始めたのですが、なんだかんだでお蔦さんのスーパーっぷりだけが残る。語り手の望を含めたほかのキャラの印象が残らない読後感でした。

主人公の望は中3にしては幼いような気がしました。家庭の事情で祖母と二人暮らしで、料理がからっきしダメなお蔦さんに代わって、代々男が包丁を握ってきた家系ならば、もっと大人びていいような気がするのですが。

また、起こる事件がなかなか現代的というかシリアスなのに、結果的にいい人ばかりという結末はどうなんだろうと思いました。

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